「体調が悪いから影武者に歌わせている」人気バンドメンバー偽称 5400万円詐取 似た入れ墨を彫る
自分は「有名なロックバンドのメンバーだ」と嘘をつき、内縁の妻の父親から約5400万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで無職の男が逮捕・送検された。 逮捕・送検されたのは、奈良県王寺町の無職笠原善和容疑者(39)で、警察によると、笠原容疑者は、自身をロックバンド「ディル・アン・グレイ」のボーカルだと偽り、内縁の妻の父親に「事務所のオーナーに通帳を取りあげられ、金がない」などと言い、現金約5400万円をだまし取った疑い。 笠原容疑者は、ボーカルの男性と同じ入れ墨を首や腕などに彫り、ロックバンドがテレビに映ると「体調が悪いから影武者に歌わせている」などと話し、信じて込ませていたという。 笠原容疑者は容疑を認め「お金をだまし取ってきたが、5400万円という金額に自分でも驚いている」などと話している。