若狭勝弁護士 元関脇・嘉風の4億8000万円損害賠償訴訟の争点「PRの一環かプライベートか」

東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(63)が23日、フジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)にリモート出演。大相撲の中村親方(元関脇・嘉風)が現役だった昨年6月、大分県佐伯市のPR活動を巡る事故で重傷を負ったとして、市などに約4億8000万円損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことについてコメントした。  PR活動は同市での合宿中に実施され、渓流下りの際に右膝などを痛め手術を受けた。右腓骨(ひこつ)の神経まひで装具をつけなければ歩行も難しい状態となり、37歳だった昨年9月の秋場所中に引退。引退会見では「土俵に戻りたいとリハビリを続けたが、諦めざるを得ない状況になった。悔いしかない」と明かしていた。  若狭氏は、裁判の争点について「(渓流下りが)PRの一環かプライベートか、どちらだと判断されるか」とし、「証拠によってどちらがきちんと証明できるかっていうことだと思います」と解説した。